こんにちは。滋賀県の結婚相談所Daisy flowersの中島です。
結婚の先には、将来的に子どもを希望される方が多くいらっしゃいます。
反対にお子さんを持つことへの不安を感じられる方も多くいらっしゃいます。
昨今、少子化にまつわるニュースが多くなりました。合計特殊出生率が上がった、下がったという話題が毎年のように取り上げられ、
「少子高齢化」「東京は合計特殊出生率が1.0を下回る」「子育てへの金銭的不安が大きい」このようなキーワードが並びます。
では、結婚した夫婦。実際のところはどのような状況でしょうか?
50年前も今も、夫婦あたりの子どもの数は約2人
夫婦あたりから生まれる子どもの数は「完結出生時数」という数字があります。(上のグラフ)
こちらのデータからは、1970年代(50年前)も、現在も夫婦あたりから2人ほど子どもが生まれています。
一方、少子化に関連づけて語られる「合計特殊出生率」はどのような数字なのでしょうか?
合計特殊出生率は、計算の対象となるエリアにおいて、15歳から49歳の女性から生まれる子どもの数を割り出した数字になります。対象者の女性には「未婚者」と「既婚者」が含まれます。
婚外子が2%程度の日本において、生まれてくる子どものほとんどが「既婚者」からの子どもだと考えると、合計特殊出生率は夫婦あたりの子どもの数ではありません。
このように、結婚したカップルから生まれる子どもは約2人
今も50年前も出産している子どもの人数が大きく変わらないということは、少子化の原因は、「お母さんたちが赤ちゃんを産んでない」ではない。ということがわかると思います。
グラフ出典:こども家庭庁『令和4年度 少子化の状況及び少子化への対処施策の概況』「図表5 完結出生児数の推移」