こんにちは。滋賀県の結婚相談所Daisy flowersの中島です。
前回は「少子化」についてお話をしました。本日は婚姻数の減少についてお伝えしたいと思います。
婚姻数というのは、その年に婚姻届を提出したカップルの組数のことです。
滋賀県の婚姻数は戦後、増加しましたが、2000年以降は減少し続けています。
出生数と同じ推移をたどっています。
合計特殊出生率を「夫婦が平気的に持つ子どもの数」として、減少し続けることから「お母さんたちが子どもを産まなくなった」と言われることがありますが、そんなことはありません。
合計特殊出生率は、そのエリアに住む15歳から49歳の女性から将来産まれる子どもの数を計算した数字です。
例えば、多くの15歳女性は結婚・出産していないですね・・・?つまり計算の元になる「女性」には未婚者も既婚者も含まれています。
夫婦が持つ子どもの数は、完結出生児数で表されます。完結出生児数は、結婚持続期間が15〜19年の初婚同士の夫婦が持つ最終的な子どもの数の平均値です。
1972年の完結出生児数は2.21であるのに対し、2021年は1.9となっており、維持率86%という高さです。
また、日本では再婚カップルからの出生数が極めて少ないことから、出生数と初婚同士婚姻数で割った数も1970年は2.1人、2022年は2.0人。この50年間ほとんど変わりません。今も昔も、初婚同士夫婦から約2人子どもが生まれていることが分かります。
夫婦が持つ子どもの数は50年前と比べても維持率90%で変わらないのに、日本の出生数は4割水準、滋賀県は6割水準に落ち込んでいる状況です。
ここから、日本の出生数が減り続けている原因、つまり少子化の主な原因は「婚姻数の減少」、「未婚化」であることが分かります。
結婚する、しないは自由な時代です。
でも結婚したいと望む方も、子どもがほしいと希望される方もたくさんいらっしゃいます。
日本の少子化問題は深刻です。婚活・結婚応援が少しでも未来につながっていくと良いと思い、皆さんの結婚・婚活をこれからも応援していきます。